徒然に草生やしてみる 其の一

I have a dream な話。

「将来の夢」

子供の時分、気軽に聞かれたり書かされたりしたものです。

そのたびに鼻と口の間に鉛筆を挟み無為に時間を過ごしたあげく、友の夢をとりあえずパクったりしたものでした。のち、大人になってからも、来年、いや、明日のことすら思い描くことなく数十年間生きておりました。いやいや、夢や目標なんて無くても幸せに生きて行けるものです。

そんな行き当りばったりに浮遊していた私ですが、最近突如、将来の夢なるものができたのです。

ああ!!!親に、親戚に聞かれた時!文集に書く時!

これが当時あれば、お世話になった大人の方々はどんなに安心しただろう。是非、今一度聞いていただきたい。夢の詳細についてはともかく、夢を持つと言うこと!それがこんなにも気持ちを明るいものにしてくれるとは!あれこれ妄想し、キラキラと気持ちが輝き、気力が湧いてくる…。

夢が叶わなかったら?という不安は不思議と無いもので。

片思いのようなものかも知れない。想い人がいるという状況が幸せであり、成就するかどうかによらず、張り合いのある日一日が宝だ、とか言っちゃって。つまり、どちらも惚気の一種でしょう。そういう時は、生暖かい目で見守って頂けたら幸いです。