工程を記すれば、こんなです。
①欠損、割れ、ヒビの修復
エポキシと木工パテとかで欠損部位、割れやヒビを補填、補修。
パテは乾くとやせるよ。いちいちやすりかけるのがめんどいよ。気になる箇所が次々に出来て終わりが見えないよ…職人でも何でもないワタシが本当に仕上げられるんだろうか…とか、自分への不信感が半端ない。
②色を塗る
赤、黒は工芸用漆で。金はスプレーで。
薄く塗ってはやすりがけ、を何度も。すぐ乾かないからうっかり放置期間が長くなって再びやる気を出すのが大変。金スプレーの養生はめんどくさ過ぎて泣けたよ。
③デコレーション
植毛。布縫い。耳のシュシュ。他
エクステの毛を紐に結んで毛の帯みたいのを作ってたんだけど、お猫様がじゃれて困難を極めました。お猫様の顎の下の毛(胸毛だと思う)がかっこよすぎて、そんな風にしたくて髭をつけてみたら旦那に好評で採用となりました。
布(油単)はお義母さんがくれた、古い唐草模様の風呂敷。色褪せ、染みつき。「たかの」とか「小千谷信用金庫」とか書いてあって、生活感あふれる素敵な風呂敷です。しかし、ミシン壊れたから手で縫うしかなかったの。めんどくさ過ぎてまた泣いた。
耳のシュシュは獅子舞ショップでそういうのが売っていたので、作りました。お坊さんの座布団みたいな生地で綿入りのもの。耳と頭の間の緩衝材的な役割でしょうか。
舌、しっぽ、真鍮の鈴…だんだん華やかになってこの辺まで来ると、わくわく楽しくなってきました!半年かかってるけどね!
⑤目の真鍮を磨く
錆びているのもいい感じでしたけどね。なんか、コンパウンドで磨いたらピッカピカになって無心で磨いちゃった♡
しかしね、ホントめんどくさですよ!
獅子舞やりたかったけど、別に作りたくは無かったからっ。°(°`ω´ °)°。!!!
でも、啖呵切って買って、さんざん材料とかそろえて「できませんでした」じゃぁ、
女が廃るじゃんかよ!
ってなもんで意地と張りでなんとか形に仕上げた獅子舞…
出来上がりを改めて見ると…
やだ!世界一かっこよくない(♡´艸`)!!??
これは…とにかく…太鼓野郎と姐さんに見せよう!
次回 其の四 ~座メンバーの憂鬱~